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2004年10月31日佐賀新聞朝刊17頁より

福岡から呼子まで約1時間50分。
十月より運行を開始した福岡呼子間の高速バスの所要時間だ。料金は片道1600円。

福岡からマイカーの日帰り客が多いことから、観光協会が福岡客のさらなる集客をと高速バスに目をつけて、昭和バスに持ちかけ誘致した。

稼動状況は平均25名。採算ラインまではまだ少しあるが、おおむね出足好調ということらしい。
が、しかし、採算ぎりぎりでは到底やっていけないだろうから、もっとニーズを考えて企画をねらないとならないと思う。

例えば、呼子へイカの活き造りを楽しみに訪れる観光客のニーズを考えると、高速バスを使うだけでは半分しか満たすことができない、というのを考えるべきだ。
福岡からの日帰り客が楽しみにしているものは、ひとつはドライブだろう。マイカーで家族や友人と過ごすドライブと高速バスと、同じ満足度が得られるとは思わない。マイカー客はいつまでもマイカーできままなドライブをするだろう。では、マイカーをもたない人の取り込みということになる。具体的にマイカーを持たない人はどういう人たちで、その人たちが呼子へ行ったみたいと思っているいるか、また思わせるかというプロモーションが必要だ。

それからこのブログでも書いたことがあるが、呼子と唐津はセットだ。
呼子への日帰り客が、帰りに唐津のみやげもの屋に立ち寄るという情報もある。直行の高速バスのほかに、帰りにみやげものやを経由するようなバスもあってもいい。
福岡と呼子を単純に直線で繋げばなんとかなるという発想プラスなにかが必要かもしれない。

※呼子まで行かず、唐津で下車する人もいるということだ。何の目的で下車しているのか知りたい。