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ドストエフスキー

2007年12月24日

 なみログ at 16:09 | 芸術
2007年12月24日(月)佐賀新聞朝刊5頁より

全国版の特集記事のコーナーに、

古典新訳

というタイトルで、本屋でドストエフスキーが売れているということに関する特集が組んである。

なんでもカラマーゾフの兄弟が光文社が新訳で売り出したのをきっかけに、罪と罰や、ドスト以外の、車輪の下や、老人と海などの古典が売れているという。

新訳のカラマーゾフの兄弟は、わかりやすいという評判のようだが、私は読んでいないので、なんともいえない。

しかし、売れる売れないは、新訳だから、というわけではないと思うが。どうだろう。

いまそのように本屋に古典が並ぶようになったので、売れているというわけで、並んでいなければ、わざわざ本屋に注文してまでは買わないだろう。
<本屋に並ぶ>という、それが、売れるしくみの最大のポイントであり、本屋にならばなければ、気づきを与えることもできないのだ。

ウェブの世界では、ロングテールといって、売れ筋以外でも簡単に探して購入する道が購入者には与えられているが、大型書店でないかぎり、地方のリアル本屋には、ロングテールを見越した在庫管理なんてまず考えられない。(図書館はしている)

とりもなおさず、そこに流通の大きな力が働くわけで、私個人が感じているのは、海外文学のコーナーが軒並み小さくなっているという実感だ。

まあ売れないものを置いておいても仕方がないのだろうが。

話は変わるが、昨日のM-1を見ておもったのは、漫才ナンバーワンを決める大会なのに、ネタがコント形式のものが多かったという疑問だ。優勝したサンドウィッチマンは、漫才かコントか、というところで、漫才により近かったのかな。しかしコントといえばコントだ。

漫才って、何かの役を演じて小芝居を見せるという、いま流行のスタイル以外にも、あるんではないだろうかと思う。





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この記事へのコメント
ドストエフスキーなんて懐かしいなあ。
中学のときに、ドストエフスキーとかツルゲーネフとかヘルマン・ヘッセとかよく読んでたなあ。
ちなみに、うちの子供たちに「ドストエフスキーって知っているか」と聞いてみたら
「どすこいパイナポー!」などと叫んで騒いでおりました。
中3、高1、21歳の3人なんですが…。
世も末です。
Posted by 黒毛和牛の怪人 at 2007年12月24日 22:47
ドストエフスキー・・・・。
罪と罰・・・。
人間失格読んで自殺したくなりました(笑)
UFOオタクなので、怪しい本ばっか
読んでおります(笑)
しかし、「どすこいパイナポー!」流行ってますね。息子も昨日叫んでました。
Posted by Darth Vader at 2007年12月24日 23:04
>黒毛和牛の怪人さん。
コメントありがとうございます。

ドストエフスキーの罪と罰を読んではじめて、<ラスコーリニコフ>という文学での共通言語を手にしたのが大学生のとき。

いまどき文学の共通言語なんて、ほとんど役には立ちませんが。。


>Darth Vaderさん。コメントありがとうございます。

人間失格は、太宰治ですね。

太宰は天才だと思います。

いつかこのブログでも、太宰について書きたいですね。
Posted by nami-h at 2007年12月25日 20:45
M-12007はサンドウィッチマンが優勝しましたね!
確かに、特に東京陣は漫才というより
コントが多いですよね。
関西弁というおもしろい武器を持ってないから
おもしろいコントにいくしかないんでしょうね
Posted by M-1グランプリ2007サンドウィッチマン優勝おめでとう! at 2008年01月02日 20:55
 ドストの作品で初めて読んだのは、カラ兄でした。すごく夢中になって読みました。ドストの作品にこめられている思いや、考えを語り合えるような親友を作りたいと思っていますが、なかなかここら辺ではいないようです。
Posted by あくうふ at 2008年07月01日 17:08
あくうふさん。

コメントありがとうございます。

どんな小説でもそうですが、人気になるのと、

その小説を読んだ人がどう感じて、どういう人生を送ったか、

というのは別問題だと思っています。

売れれば良いというだけであれば、本も、テレビ会社製作の映画の宣伝のように、マスコミ使って宣伝すれば良いのですから。(コスト度外視して)

<「文学」とは何か>という議論はいまでも必要ではないかと思ったりするのです。

引き続きなみログをよろしくお願いいたします。
Posted by nami-hnami-h at 2008年07月03日 14:03