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天神通信というコラムを読んで

2007年06月01日

 なみログ at 18:07
2007年6月1日(金)佐賀新聞朝刊14頁より

佐賀新聞には毎週『ふくおかスポット』なる特集ページがあり、福岡の面白そうなイベントを紹介してくれている。
今朝のふくおかスポットにも、例えば、シーホークホテルが宿泊客を巻き込んだ『ミステリーナイト・燃え尽きた部屋』なるイベントを行うとあり、もちろん、プレスリリースされたニュースかも知れないが面白い。

それから、記録映画『有明海に生きて』という映画が、福岡市の福岡アジア美術館(博多リバレイン内)で先行上映されるとあり、これもまた楽しみだ。
詳しくはぜひ佐賀新聞を読んでもらいたいが、監督の岩永氏は諫早氏育ちで現在67歳、1987年に諫早湾干拓事業が計画されていることを知り帰郷。その後有明海の撮影を始めたとある。

いつだったNHKで、タイラギ漁の漁師が、有明海では獲れなくなったものだから広島に出稼ぎに行くことになったということを取材したものがあったが、残された家族や子どものことを考えると、自然と経済社会の関わりが、我々に与える影響は計り知れないと感じたりした。

いや、そんなことは経済基盤や社会情勢の形を変えて、日本全国で起きている現象なのかも知れないが。

さて、タイトルにもした、天神通信というコラム。

今日のコラムは、諫早にある『たらみ』という会社が清算をしたというニュースにまつわるもの。
(具体的には、いまは新会社である(株)たらみは、通常どおり営業を行なっていて、清算したのは旧(株)たらみの事業を引き受けた(株)ナガサキゼリーとなっている模様)

記事をみて知った。

コラムは、地方企業の清算、という見出しがついていて、感慨深いものになっている。

コラムの執筆者は、たらみや、九州親和HDの件を例にあげ、地域経済の安定を考えれば仕方の無い選択であったと評価をしながらも、

ただ、地域経済の自立の芽が一つ、また一つ消えるようで複雑な思いだ。

と記者としての心情を語る。

経済コラムに感傷はいらないという意見もあるかもしれないが、個人的にはわかる。そういう風に経済や社会にひっかかりをもって、どうあるべきかとか、どういう風にしたらよいだろうか、ということを考えることが、よりよく生活をするための活動につながるのであるから。

がんばるぞい。