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容疑者Xの献身

2007年10月22日

 なみログ at 20:29 | 芸術
容疑者Xの献身(東野圭吾著)

が映画化されるという。

私も今年、この小説を3回読んだ。

これまで推理小説、ミステリー小説、サスペンス小説は、読まず嫌いだったが、佐賀新聞社の知人の記者に『白夜行』を薦められたことがきっかけで、東野圭吾の作品を数冊読んだ。

一押しは?と問われれば、白夜行をあげるが、

容疑者Xの献身 も素晴らしい。

ちなみに『手紙』(これも名作ではあるが、)は、一度目読んだときと、二度目読んだときの差が激しかった。二度目はあまり感動がなかった。。

容疑者Xの献身は、高校の数学教師の男が、アパートの隣の部屋に住む母娘の殺人容疑をカモフラージュする働きをするというもの。

映画ではどの部分を切り取って焦点を充てるのか楽しみだが、いまあっているテレビドラマの探偵ガリレオと同じような構図で作ると違和感がある。探偵ガリレオでは主人公である湯川は、容疑者X~では、第一の主人公ではないからだ。
容疑者X~の主人公は、高校の数学教師である石神であり、この小説はあくまでも石神と母娘の物語である。

個人的には、石神がアパートで自殺を試みようとしたそのときに、隣に引っ越してきた母娘が挨拶に来て、それで自殺を思いとどまった。という、その部分を、しっかりと映像にしてもらいたいと思う。
それと、カモフラージュのために殺された「技師」 という男。石神と男が、どういう会話をして、最後に男はどういう言葉を残したのかなど、小説には書かれていない部分にも及ぶと、さらによいのだが。



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