スポンサーサイト
心理嗜好のモデリング
今日、大阪の富士ゼロックスで開催されたセミナーに行った。
第二セッションは、
<消費者とのコミュニケーションGAPを埋める一つの考え方>
と題し、富士ゼロックスの研究員の方の話だった。
コンピュータによる、消費者心理嗜好の属性分析がここまで進んでいるのか、と驚いた。
人の考えることや、趣味嗜好、行動心理も、あるいくつかのパターンにあてはまて考えることができるという。
それは、性別や年齢や地域や職業だけではない、満足度といった受け取り方までも分類するということだった。
例えば、美容室から送るお客様へのDMの内容をパーソナライズして送るとか、旅行パンフレットをお客様毎に応じてパーソナライズして送るとか。
これまでも推測の域を出ない形で、そのようにパターンを変えてDMを送る企画はもちろんあったが、コンピュータで分析して仮説の角度の高い、パターンをあてはめるというもの。
※話は変わるが、新幹線の中で、ソフトバンクのロゴにまつわることが書いてある本を読んだ。あのマークは、かの坂本竜馬率いる海援隊の旗印の色違いとだ、ということを今知った。。
釣りをしない平日に釣りを考えてもらうということ
マーケティングとは、
売れるためのしくみづくり
と定義されて言われることが多い。
あるマーケッターは、セールスは、お客様に商品を売ること。マーケティングはお客様にお店に並んでもらうようにすること。
と言っている。
仕事をしていて、数年前になるが、ある釣り具店の方が、こういった。
釣りをしない平日に、釣りのことや、私たちのお店のことを考えてもらいたいんですよ。
と。
そういう釣りのファンを多く作りたいということだった。
上記の釣り具店の方の言葉はそのまま、仕事でクライアント先の方にもお話をする。
ハウステンボスの話題が上がっているが、ハウステンボスと、ディズニーランドのブランドの格差を考えるときに、
その釣り具店の方の話を思い出す。
ハウステンボスに行かないときも、ハウステンボスを考えていただけるファンがどれくらいいるのかどうか。
ディズニーランドはたしかに毎年行かない人でも、次はいつ行こうかと、家族やカップルで話題にしているファンが多いのだろうと思う。