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映像誘致と観光誘致は違う

2004年12月18日

 なみログ at 23:50 | 技術
2004年12月18日佐賀新聞朝刊24頁「西村雄一郎のシネマトーク」より

12月11日に行なわれた「アジアのハリウッド構想」の第一回戦略会議の模様について書かれている。

会議の中で「フィルムコミッション」についての意見がでた際に、西村氏が発言した内容が要約して紹介されている。

まず、「フィルムコミッション」はなんぞやというと、
「ロケ地の推薦から、ロケ地の交渉、エキストラの手配など、撮影ロケに来た映像関係者たちを積極的に支援することだ」
とあり、佐賀を撮影に訪れたテレビドラマの監督から出た意見を紹介して、フィルムコミッションの取り組みについて苦言を呈している。

旧古賀家でロケをしたときに、証明の器具がモダンすぎたということで、撮影したくなるような風景作りがなされていなかったという例を取り上げ、受け入れ側の意識、認識の差について書かれている。

「映像誘致と観光誘致は違う」という氏の強い言葉は、フィルムコミッションが観光振興策の流行り物のように行なわれていることへの警鐘だ。

アジアのハリウッド構想については、デジタルコンテンツ産業の育成という名目がある。デジタルコンテンツの制作技術はいうまでもなくコンピュータの操作技術だけでは意味をなさない。面白い本を書くスタッフがいたり、プロモーションに長けた人材がいたり、それらを束ねるプロデューサーがいたり。
ただ単に映像産業の下請け労働力だけを提供することのないよう期待したい。


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