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2004年9月14日佐賀新聞朝刊7頁より

高齢者向けの有田焼食器が開発された。
開発したのは有田焼の陶土会社、窯元、卸商社。軽さや指のかかりやすさ、すくいやすさなど小さな工夫を重ねて、作った。
コンセプトは、｢見た目は普通の食器｣なのだそうだ。

これまでも高齢者・障害者向けの商品はあったのだが、既存品は一見して形状が違うものが多く、特別に作られたものという感じがしたといい、評判がよくなかったそうだ。

高齢者向け、障害者向けということで、機能を重視するだけでかっこよさをないがしろにした商品は最近は少なくなりつつあるが、よくある。
使い勝手のニーズに応えてはいるものの、使う人の気持ちのニーズは満たしていないのだ。

病院や高齢者施設で使われる食器なんかも、プラスチックみたいなものでなくて、軽い有田焼であれば、きっと食事が楽しみになることだろう。