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【今日の1冊(文学)】青春を山に賭けて(植村直己)

2011年07月20日

 なみログ at 12:00



先日、妻と都営三田線沿線の蓮根という駅近くにある『植村冒険館』に行ってみた。

植村冒険館Webサイト

故植村直己は、厳冬のマッキンリーで消息不明のまま亡くなった、世界的な冒険家で、アルピニストの野口健が、植村の「青春を山に賭けて」を読んだのがきっかけで登山家を目指すようになったのは有名な話だ。

ぼくは大学生のとき読んだが、読むのが遅かったなあ、と後悔する一冊である。しかしながら、大学生のときに、遅まきながら読んでも、その時期に読めたことですらラッキーだったと思うようにしている。


西田敏行が好演した「植村直己物語」の映画もオススメの一本だ。


植村直己の単独行の背景には、新田次郎が小説で書いた「孤高の人」のモデルである加藤文太郎の単独行の記録を読んでいたのが背景にあるということで、植村直己の次に野口健も続き、このことは、文学あるいは記録文学も含め、文字という媒介物があって、人と人、歴史と歴史がつながれるということを感じずにはいられないエピソードである。