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佐賀県演劇祭

2005年09月24日

 なみログ at 17:46 | 芸術
2005年9月24日(土)佐賀新聞朝刊12頁文化時評 演劇・イベントより

「佐賀に劇団があったんだ」

いまだにそう聞かれてしまう、県内の演劇事情の中で、ここ数年着実に演劇のすそ野が広がっていると感じるのは、県内で演劇に関わる人の共通の認識ではないだろうか。

いや、以前はもっと活発だったよ、という意見もあるかもしれないが、それは、県内の文学事情を語るときと通じる論調で、以前は佐賀県は全国でも有数の文学県でもあった、などといまさら言ってみても、だれも興味すらもたないとの一緒だ。

文学事情でいうと、県内には「城」という文学同人誌があり、かの滝口康彦氏も城同人であるように、他にも直木賞候補になった書き手もいる。
文学界という商業誌にも、佐賀の文学状況が大きく取り上げられたこともあり、文学佐賀の乱、などという県内文壇の事件もあった。

そういう県内文学界の断片だけを私は人づてに聞くことができて、こうして話をすることができるが、そのような現在まで脈々とつながる佐賀の文学界も、次の世代への引継ぎがうまくいかないまま、ぷっつりと過去と現在が断ち切られてしまっている状況だ。

演劇も大体文学と同じような状況だろうと思う。過去にも県庁職員を中心とした劇団が活発に活動をしていたということを聞いたことがある。
そこから受け継ぐものがあったのかどうか、定かではないが、当時の演劇界とはつながりをもたない新しい演劇人たちがいまの活動の中心であるとするならば、いまの人たちが起点となって、ますます発展するように大活躍してもらいたい。

話はもどるが、佐賀県芸術祭演劇フェステバルは、なんと今月から、来年2月25日までだそうで、(随分長い期間あるんだな・・) 県下八カ所で公演が開催されるという。興味のある人はどこに連絡をとれば、フェステバルの情報を知ることができるのかは残念ながら書かれていないので、県の文化課あたりに連絡をとってみられてはどうだろうか。

佐賀県サイト http://www.pref.saga.lg.jp/


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