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きょうは、文字・活字の日だそうだ

2005年10月27日

 なみログ at 15:11 | 芸術
2005年10月27日(木)佐賀新聞朝刊10頁より

佐賀新聞に、今日は「文字・活字の日」ということで企画特集が組んである。
先の国会で、「文字・活字文化振興法」なるものが成立したようで、そのなかで、文字・活字文化の日は、十月二十七日とする。という記述もある。

文字、活字っていうのはずいぶんと身近になってきてると思うので、文字や活字に触れる機会を増やしましょうというよりも、どういう中身のものに触れて、どう生活に生かしていくか、つきつめればいかに生きるかということを学ぶことが大事なのではないだろうか?

ネット社会になり、携帯電話、パソコン、その他機器を通して、多くの活字に触れることになった、という事実はだれもが認めるところだろう。ブログが活字かどうか、活字の分類にいれるとすれば、相当数のブログの書き手と読み手が増えている。なかには本になって出版されているものもあるので、質に関しては、日記からお金を払ってでも読んでみたいものまで、豊富に存在する。

私自身、プライベートで月に1回読書会を主催していて、もう丸2年半やっているのだが、毎回文学作品をひとつ読んできて、あーだこーだと感想を言い合ったり、議論したりしている。
読書というと、なにか一人で黙々と読むものであると思われがちだが、読んだ感想を何人かで話し合うと、他人の意見と自分の意見が違ったりして、なぜそう思ったのかなどと議論すると案外面白い。
登場人物の生き方や考え方をとおして他者のことを知る、というのは文学作品を読むうえでの面白みの一つだが、読書会ではさらに登場人物の気持ちだけでなく、読み手の気持ちを知ることで、自分に無いものを知ることができる。世代や性別が違っていれば、なおさら面白い。

読書は娯楽としてどんどん読み飛ばしてもいいと思う。ただ、学校の壁に貼られた今月借りた本の数ランキングで1番になりたいだけの、借りるのが目的という読書は、なーんの意味もない。
その世代に読んでおいた方がいいと思える本が、数冊あるので、それを登場人物の気持ちになったり、自分だったらどうするかなどと思考をめぐらせながら、じっくり何度か読むほうが、よっぽど将来に役立つだろう。読みなれれば、小説の面白さも違ってくる。

※スタインベックの二十日ねずみと人間という作品は、大学生の当時好きだったが、いま読むと、会話や登場人物の心理描写に、脇が甘い小説だと感じずにはいられない。


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この記事へのコメント

こんにちは!いつもなみログ楽しみにしています。
最近なかなか本を読む時間を作れなくて縲
本屋さんに行ってもピンとくる本に出会えなくて縲
読書スランプ状態!?おかしいかも?
早く抜け出て秋の夜長の読書を
楽しみたいと思っている私です。
Posted by 本の虫 at 2005年10月28日 11:51

本の虫さん。コメントありがとうございます。
読書スランプ状態!? 初めて聞いた言い方ですね。
じっくりと本を一冊読んで、登場人物をノートに書き出して、相関図の線をひっぱって、あーだこーだ、考えながら何度も読み返す。そんな時間ってなかなかないですね。
Posted by なみ at 2005年10月28日 20:48