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ハックルベリィ・フィン

2010年02月25日

 なみログ at 02:13 | 芸術
マークトウェインのハックルベリィ・フィンの冒険

読んだことある人はどれくらいいるだろうか。

トム・ソーヤの冒険が、テレビアニメで人気を博し、ちょうどぼくたちの世代は、再放送も含めて何回も見た経験があるだろう。

ただ、小説となると、案外読んでいないし、さらに、ハックルベリィ・フィンの冒険を読んだ人は案外少ないのではないか。

そういうぼくも、本棚には買って並べていたが、先日読書会で取り上げることになり、ようやく読むことになった。

読むことになったきっかけは、池澤夏樹の「世界文学を読みほどく」という本に、いくつかの世界文学が取り上げられていて、そのなかに、ハックルベリィ・フィンの冒険が解説されていて、池澤氏の解説に惹かれたということもある。

それと、読むきっかけになった最大の要因は、ヘミングウェイが、ハック~の出版後50年に、以下のような言葉を述べていることを知ったからだ。

 アメリカの現代文学はすべてマーク・トウェインの「ハックルベリー・フィン」という一冊の本から出発している・・・それ以前にはなにもなかった。それ以後にもこれに匹敵するものはなにもない。


 初めて、ハックルベリィ・フィンの冒険を読んでみて、これはすごい小説だな、と思った。のちに影響を受けた作家が多いのも納得できる。初版が1885年なので、日本では明治18年。夏目漱石の吾輩は猫であるが、1905年だそうなので、その文学としての完成度の高さには驚かされる。
 
 いつの時代もそうかもしれないが、目まぐるしく様相が変化する現代において、とくに閉塞感でいっぱいの日本で、ハック的生き方というものを捉えなおしてみることも面白いのかもしれない。


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