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本屋とブックビジネスと本のソムリエ

2005年07月11日

 なみログ at 22:48 | 経済
2005年7月11日(日)佐賀新聞朝刊16頁より

ブックびじねすというコラムがある。(佐賀だけではなく全国版)

「テレビの紹介で売れる本」ということで、本屋さんが、本を売るために、テレビで紹介されました。とPOPを作って売っていることについて書かれている。

ブックびじねす危うしと思える記事だなと思う。
スーパーなどの小売店ではとっくの昔にやっていることなのに、なにをいまさらと思う。
それでも取り掛かるに遅くは無いので、売れるのであれば、取り掛かればいい。
食品なんて、ネットでテレビ番組情報まで流れる時代でっせー。

POPそのものの導入も遅かった。
「白い犬とワルツ」だったかの成功で、どこの本屋もPOPに力を入れるようになった。

どうやら、本屋とブックビジネスとイクオールで考えているところに、問題の根本原因があるようだ。
本屋とブックビジネスどちらの肩を持つということではなく考えると、本屋は、おすすめの本が何かを知りたい消費者のニーズに対応してこなかったし、ブックビジネスでは、一般的な売れ筋本以外はまったく消費者におすすめすることができなくなってきている。
この件だけの結論をいえば、どちらもまだ消費者ニーズに対応していないということだ。

本のソムリエという言葉も聞くようになったが、本のソムリエみたいな人がいる本屋があれば、面白いと思う。そこにかかる人件費は相当かかるけど。

だいたいその辺の本屋に行っても、本の予備知識がなさすぎる店員が多い。
ビッグカメラとかヤマダ電器とか、ほんとうのところはどうかしらないが、PCに詳しい人とか、携帯電話に詳しい人とかをアルバイトで雇っていて、彼らは精一杯自分の知識を仕事に活かして、購入者に応対している。

ソムリエとまではいかなくてもいいけど、ネットの世界ではリコメンドによって購買を決める頻度も少なくないのを知ると、リアルではなおさらやらないとならないのではと思ったりする。

あ、い、う、え、お、男性、女性順に並ぶのもいいけど、系統別に並べるとかもあっていい。
佐賀県内には大きな本屋が少ないので、どこも金太郎飴みたいな品揃えなのが残念でならない。

どの町にとっても本屋さんは、その町に住む人々の知的生活を担う大事な場所なのだ。


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