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アニメ業界の労働環境

2007年10月13日

 なみログ at 21:10 | 経済
なみログを書かねばと思いつつ、なかなか書き出せない日が続いた。

今週の福岡天神のオラクル九州支社会議室で行なわれた、ネット通販のセミナーには40名近くの参加があり、私も講師として熱弁をふるわさせてもらった。
参加された皆様お疲れ様でした。

さて、いまネットを見ていたら、下記のような記事が。
佐賀新聞紙面ではないが、気になったので、なみログネタに。

■アニメ業界の労働環境改善へ

前々から言われているが、アニメ業界の労働環境が酷いので、どうにかする動きをするというもの。
低賃金、残業、残業費の未払いなどが、慢性化しているそうだ。
それに伴う人材不足も。

なんかこういうニュースを読むと、コンテンツ産業って、遠くから見れば華やかに見えていても、現実は厳しいというのを痛感する。

先日、映像業界の話を聞いたときも、映像業界も同じようなところがあるという話だった。
いまでは誰でもが簡単に映像を撮影して、ネットにアップする時代。
お金をかけて撮る映像と、お金をかけずに撮る映像との違いをみせるのがどんどん難しくなっているような感じだ。

佐賀県もアジアのハリウッド構想ということで、人材育成に余念がないけど、ただ単に制作技術者だけを多く作って雇用促進すればよいというものではないような気がしてきた。

NPOブームの中、企業に就職をせずに、<ミッション>という言葉に心を熱くし、NPOで活動することを生業として選んだ若者たちの中では、いま30代半ばに入って苦労しているものも多いのではと思ったりする。
(1995年、阪神大震災の折、ボランティア活動に参加した方たちが、その後その年はボランティア元年(NPO元年)といわれるほど、NPO活動に従事したものも多い。その年に20代前半だった若者(私も含め)はいま30代半ばを迎えている)

<ミッション>で自分自身もちゃんと生活ができるような社会であれば良いのだが、実際は厳しい。活動を維持するためだけの活動になったままのNPOもあるし、補助金や助成金で団体運営していたが、その後、活動資金を外されてしまったNPOだってあるだろう。

なんか、アニメ業界にしても、世間を賑わせている介護業界にしても、思いをもった若者の労働環境が悪いというのは、なんともいえない思いがする。

話がずれてしまったので、戻すが、

コンテンツ産業も、ただ単に安価な労働力目当てのクリエイターだけを育てて、東京から仕事をもらえれば良いというのでなく、コンテンツビジネスとして、クリエイターの生活が保障されるものでなくてはならないはず。


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この記事へのコメント
そうなんですよね。
何か足りない、コンテンツ産業。
支える側?として。頑張りましょう!
Posted by Junbow at 2007年10月22日 01:23
Junbowさん。
コメントありがとうございます。

コンテンツ産業って、格好は良く聞こえるのですが、人気はどうでしょうか。

先日実感したのが、佐賀の若者にコンテンツ産業で働きたい人はどれくらいいるのか、実は大人が思っている以上に少ないのではないかという疑問です。

若者=ITやコンテンツ産業好き

では無いのかもと。

このあたりは、大学生、高校生や中学生にも意識調査してもらいたいですね。
Posted by nami-h at 2007年10月22日 17:48
めぐめぐです。こちらでは初めまして。
アニメ、コンテンツ産業でふと思い出したのですが、広島の方で御当地ライトノベルからアニメーションを作ろうという企画があるようです。
エントリーにそぐわない話かもしれませんし、もしかすると既にご存知かもしれませんがURLにアドレス入れておきますね。

・・・続き楽しみにしています。
Posted by めぐめぐ at 2007年10月23日 20:45
めぐめぐさん
こんにちは。

広島のご当地ライトのベルをアニメーションに。

面白いですね。

広島は、『ふくやま文学』という同人誌が、佐賀文学と仲がよく、私も一度、福山まで、ふくやま文学の合評会に参加したことがあります。

そのときはまだ若かったので、佐賀から一人行ったにも関わらず、あーだこーだ、いっぱしに作品批評をしました。

文学から遠く離れて。

あれから何年経ったかな・・・

ではまた。
Posted by nami-h at 2007年10月24日 13:07