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【今日の1冊(文学)】きりぎりす(太宰治)

2011年08月05日

 なみログ at 20:21 | 今日の1冊
昨日から大阪に来て、いまは京都からの帰り。

滋賀県の地域ブログ運営会社の社長と、新規事業の協力依頼で打ち合わせ。
大いに盛り上がった。ぜひ実現させていきたい。

さて今日の1冊は太宰のきりぎりすという文庫から。

どの短編も面白い。
表題の「きりぎりす」。

太宰自身の成金芸術家になることに対する卑下や自虐的精神から、妻の告白体の形を借りて自己批判をする小説。

芸術家が純粋に芸術活動することの理想的な生き方とは、果たしてどうあるべきなのか。

妻から見る太宰を投影したと思える夫の所業とその意図は果たして太宰そのものの振る舞いなのか それとも妻にはすべてがそう見えているだけなのか

夫の立場から妻を見る視点を想像すると、また違った読み方ができる。





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